[メイン] 仮置き : x5 3d6 #1 (3D6) > 6[1,3,2] > 6 #2 (3D6) > 8[2,1,5] > 8 #3 (3D6) > 6[4,1,1] > 6 #4 (3D6) > 8[1,3,4] > 8 #5 (3D6) > 6[3,1,2] > 6

[メイン] GM : 準備がよろしければ教えて下さい

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 教えます!

[メイン] GM : では…出航ですわ~!!!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 逃げたら一つ、進めば二つ……!!
出航、です!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : いつもおなじ、夢をみている

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 毎日、毎日。同じ夢を見る。

[メイン] GM : 暗いダンスホールで誰かを待っている。

[メイン] GM : いつ会えるだろうか、あなたは、誰だろうか。

[メイン] GM : ――ううん、分かっているの。

[メイン] GM : これはきっと、夢でしかないんだ。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : あなたはここのところ毎日同じ夢を見ている。

[メイン] GM : 夢は決まって白い簡素な部屋から始まる。
「誰かを探さなくては」という強い焦燥感にかられる。
自分がだれを探しているかは分からない。それでも、探さなくては、と思っている。

[メイン] GM : その部屋には、大きく豪華な扉があった。
なぜだか、扉の先がダンスホールになっていることは知っている。
きっとここにいるに違いない、そんな安堵とともにあなたはゆっくりと扉を開ける。

[メイン] GM : 扉の向こうに待っているのは──

[メイン] GM : そこで目が覚める。そんな夢だ。
今日もあなたは同じように眠りに落ちる。そして、いつもと全く同じ夢を見て、目を覚ました。

[メイン] GM : そこは、病室ではなかった。

[メイン] GM : 白い簡素な部屋。夢で見た部屋と全く同じ場所に、あなたはいた。
いつも夢で見ている空間が目の前に広がっている。しかし、妙な現実感がある。

[メイン] GM : これは夢ではないのではないか。そう、あなたの直感が告げている。
夢と現実が混ざり合うような感覚にとらわれる。SANc(0/1)

[メイン] スレッタ・マーキュリー : (……ん……また、あの夢……)

[メイン] スレッタ・マーキュリー : (ヘン、だな……最近、いつも……おんなじ……)
朧げな頭でむくり、と姿勢を起こして。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……え……あれ?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー :

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=50 SANc (1D100<=50) > 50 > 成功

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 病院……じゃ、ない……?
……あの子も、いない……でも、なんだか……夢の中ともまた違う、ような……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : そんなに驚かなかったのは、見慣れた空間だったから……なんでしょうか。
……私は、この部屋を知っています。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……よいしょ……っと」
きょろきょろと周囲を観察します。

[メイン] GM : 真っ白い部屋。正面には大きく豪華な扉、部屋の中央には机、右手の壁際にクローゼット、左手の壁際に本棚がある。

[メイン] GM : また、あなたは強い焦燥感を覚える。「誰かを探さなくてはいけない」そんな焦燥だ。

[メイン] GM : <POW*6>を振って下さい

[メイン] スレッタ・マーキュリー :

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=10*6 <POW*6> (1D100<=60) > 32 > 成功

[メイン] GM : 焦燥感をなんとか抑え込むことができる。部屋の探索が可能。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……! 扉……
そうだ……私、探さなきゃ……いけない、ような……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……誰を?」
目を覚ますように扉から小さく振り向き、部屋を眺めます。……夢の中ではこんなふうに観察したことがなかったので、少し新鮮な気がする……かもしれません。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……【机】? ……この部屋の持ち主が、使っているのでしょうか……?

[メイン] GM : 簡素な机には一枚のカードが置かれている。
それは招待状のようだ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 拾い上げて確認してみます!……裏表!

[メイン] GM : ―――
スレッタ・マーキュリー様

今宵、ダンスパーティーを催します
ぜひお越しください

会場:ダンスホール
時間:23:00より
服装:ドレスコードはフォーマルなものとなっております
―――
カードは下半分が破れているようで、もう半分は見当たらない

[メイン] GM : 裏に「死者は夢の中」という文章が書いてある。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ドレス、コード……」
……そういえば、前にもミオリネさんからパーティの服を借りたことがありました!……でも……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 自分の着ている服を確認します!

[メイン] GM : 普段着ですね
病室で眠る前に着ていた服になります

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……う。フォーマルな服って、これじゃダメ、ですよね……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………うん?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……というか、そもそも、なんで私の名前……招待状……?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 考えあぐねつつも、ひとまず招待状をポケットにしまいこみ。
一応、他に机で気になるものがないか確認して……
……そうだ! スマホで時間も確認しなきゃ……です!

[メイン] GM : 時間を確認しようとスマホを探しますが、持っていないことがわかります

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……う。病室に置いてきちゃったんでしょうか……
今からドジだってドヤされる未来が見えてきました……早く、戻らないと……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……あ。
ドレスが必要、なら……もしかしたら……そっちの【クローゼット】に……!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……ごめんなさい、ちょっとだけ借ります!」
がちゃり。

[メイン] GM : 背丈ほどの高さのクローゼット。
中を見ても何も入っていないことが分かる。
<目星>を振れますね

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……えっ」
なっ……なんで空っぽなんですか!? これじゃ……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=80 目星 (1D100<=80) > 23 > 成功

[メイン] GM : クローゼット付近の床に重いものをずらしたような跡がある。
また、クローゼット外側側面の下の方に鍵穴がある。
クローゼット本体は頑丈に固定されているのか、動かせない。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……うん? なんでしょう……これ? 鍵穴……?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「だとしたら、ううん……こっちに……とか」
……本当はこんなふうにお宅拝見してる場合じゃないんですが、どうしても気になって。
【本棚】の方へ、たとえば、小さな鍵のような……何か目につくものがないか探しに行きます!

[メイン] GM : 背丈ほどの高さの本棚
ぎっしりと本が詰まっている。
<図書館>を振れますね

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=80 図書館 (1D100<=80) > 72 > 成功

[メイン] GM : ドレスコードについての本を見つける。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : す、すごい本……ここ、なんの部屋なんでしょうか……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……あっ」
背表紙が目に止まり、つい手に取って読みます!

[メイン] GM : ―――
ドレスコードは大きく『フォーマル』と『カジュアル』に分けられます。
『フォーマル』のドレスコードを求められる場合、女性はイブニングドレスが適切でしょう。
男性の場合、タキシードや燕尾服が適切です。
『カジュアル』のドレスコードの場合、女性はドレッシーなワンピース、男性はダークスーツが適切です
―――

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……いぶにんぐどれす??

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 多分、この前に着たのでいいと思うんだけど……どちらにせよ、このままじゃダメってこと、ですよね……
……多分、あの扉の先で……ドレスとか、タキシードみたいなのを着て、踊ってるんでしょうか。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : (…………覗くだけ、なら……)
扉の方へ向かい、隙間から小さく覗こうとしましょうか!

[メイン] GM : あなたは扉に目を向け、そちらに足を進めるだろう。
大きく豪華な扉だ。

[メイン] GM : ――あなたはこの先がダンスホールになっていることを知っている。

[メイン] GM : 何度も夢で感じたことだ。しかし、この先がどうなっているかを見たことはない。

[メイン] GM : また、扉全体が大きな浮彫になっていることに気が付く。
大きな湖から何か巨大な、無数の棘が生えているような、なんとも形容しがたいデザインの浮彫だ。
じっと見ていると、何か良くない予感に苛まれる。SANc(0/1d3)

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………っ……?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=50 SANc (1D100<=50) > 93 > 失敗

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 1d3 (1D3) > 3

[メイン] system : [ スレッタ・マーキュリー ] SAN : 50 → 47

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……何だろう。分からないけど、ここ……すごく怖い。

[メイン] GM : 恐怖を覚えながらも、先ほど感じていた焦燥感がまた強くなっていることに気が付く。
先に進まなければ。そんな衝動に似たものが、あなたを動かすのだ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………。」
「…………『逃げたらひとつ、進めばふたつ』……」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……うん、進まなきゃ……進まないと。
この部屋にずっといてもしょうがないし……私の探してる人も、きっと私のことを待ってるし……!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : (……うん!)
そのまま、おそるおそる……でも、しっかりと握って……!
扉の先を見ます!

[メイン] GM : あなたは扉を開けた。この先に自分の探す「誰か」がいると信じて。

[メイン] GM : ぎい、と音を立ててゆっくりと扉が開いていく。

[メイン] GM : 扉の向こうで流れている、柔らかな音色のワルツが耳を撫でる。
ゆっくりと、扉の向こうが。もう少しで見える。

[メイン] GM : ――そこで、あなたは「目を覚ました」。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : そこは真っ白な部屋だ。先ほどと全く同じ内装の、真っ白な部屋にあなたはいる。

[メイン] GM : 繰り返す「夢」。

[メイン] GM : これは夢なのだろうか、しかし、妙な現実感は付きまとったままだ。
夢と現実の境界が薄くなる。自分自身の存在さえ揺らぐような恐怖を感じる。SANc(0/1)

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ────え?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=47 SANc (1D100<=47) > 10 > 成功

[メイン] スレッタ・マーキュリー : がば、と起き上がる動作も──二度目。
「ここ……」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………」
軽く頬をつねりつつ、立ち上がって再度周囲を観察します。

[メイン] GM : 部屋の内装は先ほどと同じで、正面に大きく豪華な扉、部屋の中央に机、右手の壁際にクローゼット、左手の壁際に本棚がある。
けれど、先ほどまでいた部屋とは雰囲気が変わっていることにも気が付くだろう。

[メイン] GM : あなたの焦燥感は一層強くなっている。

[メイン] GM : <POW*5>を振って下さい

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=50 <POW*5> (1D100<=50) > 37 > 成功

[メイン] GM : 焦燥感をなんとか抑え込むことができる。部屋の探索が可能。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………っ……!」
行かなきゃ……早く……!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………それでも、ぎ……と、足を止めます。
……それが自制心からか、本能的な恐怖からかは……分かりませんが。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……まずは、さっき最初に見た……【机】から!

[メイン] GM : 簡素な机には一枚のカードがある。
どうやら上半分が破られ、なくなっているようだ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……!」
これ、もしかして……さっき見たカードの、もう半分……?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 見ます! 裏表!

[メイン] GM : ―――
お帰りは、12時の鐘が終わる前に。
あなたの夢の始まりまでお戻りください
―――

[メイン] GM : 裏に「生者の微睡み」と書かれている。

[メイン] GM : この破れたカードは先ほどの部屋で見つけた招待状とピッタリ合う。
もともとは合わせてひとつの招待状だったと分かるだろう。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「夢の始まり……」
そう言いながら、さっき見たカードの内容を思い出そうとして……かさり、と自分のポケットから音がすることに気付きます。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………やっぱり。これ……元々一枚だったのが、破れて……!」
重ね合わせながら、同時に……さっきまでの出来事が夢じゃなかったことを実感します。……あるいは、連続した夢……なんでしょうか。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……と、確認もそこそこに。
これ以上焦燥感が強くなる前に、そうですね……今度は先に【本棚】から!

[メイン] GM : 背丈ほどの高さの本棚
中には何も入っていない。空の本棚だ。
<目星>を振れますね

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………えっ」
……ええぇえ!? さっきまでギッシリでしたよね!? ねっ!?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=80 目星 (1D100<=80) > 32 > 成功

[メイン] GM : 本棚付近の床に重いものを動かしたような跡がある。
また、本棚の外側側面、下の方に鍵穴がある。
本棚は頑丈に固定されているのか、動かせない。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………!」
……あれ? 今度はこっちに……鍵穴?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………。
そういえば、さっきはクローゼットの中は空っぽで、本棚がぎゅうぎゅうで……
今度は本棚が空っぽ、ってことは……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………ぐるり、と見渡すような動きで【クローゼット】に視線を定めて。
そのまま取っ手に手をかけます。

[メイン] GM : 背丈ほどの高さのクローゼット
開ければ、中には様々な衣装がかけられている。
内訳は「ラフな普段着」「ドレッシーなワンピース」「タキシード」「イブニングドレス」「ダークスーツ」「燕尾服」などだ。
どれもスレッタのサイズにピッタリであり、アクセサリーや靴の類もあることが分かる。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「!」
わ……綺麗な服がたくさん!
……この『燕尾服』姿なんか……ミオリネさんに見せたら、喜ぶでしょうか!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……でも! 今は……こっちです!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 一目見て、すぐにピンときました。
『イブニングドレス』……これを着ればいい、はずです!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 周りに人もいませんし、よいしょ……と、その場で着替え始めます。
幸いなことに、ぴったりのサイズみたいです! …………でも。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………これで、いいんでしょうか……?」
改めてその奥の部屋を見据えるように、扉に視線を向けます。

[メイン] GM : あなたは扉に目を向け、そちらに足を進めるだろう。
大きく豪華な扉だ。

[メイン] GM : ――あなたはこの先がダンスホールになっていることを知っている。

[メイン] GM : 何度も夢で感じたことだ。しかし、この先がどうなっているかを見たことはない。

[メイン] GM : また、先ほどと同じように扉全体が大きな浮彫になっていることに気が付く。
大きな湖から何か巨大な、無数の棘が生えているような、なんとも形容しがたいデザインの浮彫だ。先ほどと違い、湖の岸には人らしき影もある。
じっと見ていると、何か良くない予感に苛まれる。SANc(0/1d3)

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……っ…………」
……こっちも、何か……変わってる……?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=47 SANc (1D100<=47) > 19 > 成功

[メイン] GM : 扉に<目星>を振れますね

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………違和感、というか……
さっきもだけど、この扉……ダンスホールみたいな、楽しそうな場所にしては……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=80 目星 (1D100<=80) > 74 > 成功

[メイン] GM : 人影がドレスを着ていることが荒いレリーフの模様からも分かるだろう。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : (……あ、でも……これ、ドレス……)
その浮彫に触れようとして、慣れないイブニングドレスの裾を──

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「──うわ、わわわわわわわわ!?!?!?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 扉に身体を預け……前へ。

[メイン] GM : あなたは扉を開けた。この先に自分の探す「誰か」がいると信じて。

[メイン] GM : ぎい、と音を立ててゆっくりと扉が開いていく。
扉の向こうで流れている、柔らかな音色のワルツが耳を撫でる。

[メイン] GM : ゆっくりと、扉の向こうが。もう少しで見える。

[メイン] GM : そこは、思っていた通り、ダンスホールだった。

[メイン] GM : 暗い色の壁、暗い色の床、暗い色の天井があなたを出迎える。
未だ焦燥感は完全には消えないが、「ここに探し人がいる」という確信めいた予感はあなたを安堵させる。

[メイン] GM : s1d100<=50 (1D100<=50) > 46 > 成功

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「────っ……!」
つんのめるようにしつつもなんとか踏ん張り、その勢いで眼前に映った光景……そこは。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「わぁ……!!」

[メイン] GM : 高い天井にはシャンデリアがぶら下がってこそいるものの、暗い色の壁がその光を吸収している。

[メイン] GM : 決して良好ではない視界で、あなたはダンスホールの中心に立つドレス姿の少女を見つける。

[メイン] GM : 「あの少女こそ、探していた人だ」そう思う。

[メイン] GM : 会ったことのない少女だ。しかし、いつも夢の中にいたのはあの少女だったのだと確信する。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……っ……そうだ、人探し、人探……!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「あ!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : そのまま急いで……いえ、今度は転ばないように、裾を持ち上げて……
早足で少女の元へ駆け寄ります!

[メイン] 少女 : スレッタの声に反応して、そちらの方に目を向けて
少女は駆け寄るあなたを見ると安堵したような笑みを浮かべる。

[メイン] 少女 : 「お願い、私を連れ出して」
謳うように少女は言う。

[メイン] 少女 : 「ずっと、誰かを待っていたの、きっとあなたを待っていたんです」

[メイン] GM : あなたが少女に何か反応を返す前に、ダンスホールに突如鐘の音が響く。

[メイン] GM : 鐘の音はゆっくりとしたペースで鳴り響き、11度の鐘の後、あたりにはまたワルツの音楽だけが流れ始めた。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……え?」
そう答える間もなく、鐘の音にびっくりして仰ぎ見ます。

[メイン] GM : ――その時。

[メイン] GM : ダンスホールの奥、ぴったりと閉じられていたカーテンが開いていく。

[メイン] GM : カーテンの開いた大きなガラス戸。その先に広がっていたのは星空、それから、美しい湖だった。

[メイン] GM : <アイデア>を振れますね

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=45 アイデア (1D100<=45) > 33 > 成功

[メイン] GM : あなたは違和感をおぼえる。景色がどことなくつぎはぎのように感じる。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……これ、もしかして……さっきの湖?
ん……ええと、確かに綺麗……なんですが、チグハグというか……ううん……?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「そっ、そそ、それより……えっと、これは……?その……」
改めて少女の方を見ます。

[メイン] 少女 : 「私も、良くわからなくて…」
「気が付いたら白い部屋にいて、迷っているうちにこのダンスホールについたんです」

[メイン] 少女 : 「このダンスホールについてからは、誰かを待っていなければいけない気がしていて…あと、自分から動いてはいけない気がしていて…」
「だから、あなたが来てくれたってことは、私はあなたを待っていたんだと思います」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「そ、そう……なん、でしょうか……?」
目をぱちぱちとさせつつ

[メイン] 少女 : 「…ごめんなさい、初対面なのに、変なこと言っちゃってますよね」
申し訳なさげに顔を俯かせる。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「いっ、いえいえいえ!! そんなっ、ことは……!!」
慌てるように手を胸の前で振り

[メイン] 少女 : スレッタの言葉に俯かせていた顔を上げる。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「あ……えっと、スレッタ・マーキュリー……です……! 私も、さっきまで病院にいたのに、気付いたら、白い部屋にいて……それで、ドレス、着て……」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……で、でも……! ずっと、誰か、探さなきゃ、って……!」

[メイン] 少女 : 「あなたは、スレッタさんって言うんですね」
「私はユメっていいます」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「………………え?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ユメ…………さん?

[メイン] ユメ : 「そうなんですか。病院に…。私はここに来る前、何をしていたかは覚えていないんです」
「それどころか、全体的な記憶もあやふやで…」

[メイン] ユメ : 「…どうかしましたか?」
きょとんとするスレッタを心配そうに見る。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……えっと…………」
ユメと名乗った少女の方をじっと観察してみます……!

[メイン] GM : 少女は中学生くらいの見た目。茶色の髪にオレンジの瞳をしている。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………ぐ、偶然……でしょうか。
「いえ……そっ、それより、ここから連れ出してほしい、ん……でしたよね」

[メイン] ユメ : 「…えっと、そんなにまじまじと見られると、ちょっと…恥ずかしいのですが…」
頬を紅潮させてスレッタの視線から外れるように身体をよじらせる。

[メイン] ユメ : 「は、はい。でも、私はここから出る方法を知らなくて…」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ふぇっ……す、すみませんすみません……!」
それに気付いて、同じように顔を赤らめつつ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ええと……私はそっちの扉から来たんですが……」
12時の鐘が終わる前に、あなたの夢の始まりまでお戻りください──とありましたし、元の部屋に戻ればいい……んでしょうか……?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……ひとまず、まだそこまで時間は経ってなさそうですし……
まだじっくり見られていなかった、ダンスホールについて確認しましょうか……

[メイン] ユメ : 「向こうの扉から…」
ちらりとスレッタが入ってきた扉の方を確認して

[メイン] GM : ダンスホールは広く、あまり物などはない。探索ができそうなのは奥のガラス戸の前、右手の壁際にある大きな柱時計程度だろう。
この柱時計が、先ほどの鐘の音を響かせたのだと分かるだろう。
また、ダンスホールにはどこからともなく緩やかなワルツが流れている。

[メイン] GM : 入ってきた扉には、いつの間にか鍵がかかっている。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ──
「────あ、開かない……!?」

[メイン] ユメ : 「ええっ!?で、でも、さっきその扉から入ってきたんですよね?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : がちゃがちゃ、と扉をゆすり……一緒に来てもらったユメさんの方に頷きます。
「……もしかして、さっき乱暴に開けた時に壊れちゃった、とか……」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……あとは、ダンスの時間は施錠される仕組み……とか、なんでしょうか」

[メイン] ユメ : 「ダンスの時間…?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「はい。……えっと、私が入ってきた部屋に……こんなものが」
着替えた際にポケットが見当たらなかったため、見えないよう畳んで髪飾りに挟んでおいた招待状をユメさんに見せます。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「23時より、ダンスパーティーを催します……お帰りは0時の鐘がなる前に、って」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : そう言って、現在時刻を確認するように【柱時計】の方も見ます。

[メイン] ユメ : 「あっ…本当だ。書いてありますね」
「…そういえば、私も同じようなカードをいつの間にか持っていて」
掌に収まっていたカードをスレッタに見せようとする。

[メイン] GM : 大きな柱時計だ。
現在時刻は11:10を指している。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「そう……なん、ですか?」
ユメさんの招待状も見せてもらいましょう!……裏表、です!

[メイン] GM : ―――
星を映す湖は隷属の化身をうみだす
―――

[メイン] GM : ―――
死者は天空の柔らかい光に包まれ
生者は白紙の未知を歩む
―――

[メイン] ユメ : 「これ、なんなんでしょうか?スレッタさんのカードとは内容が違いますよね」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : こくり。
隷属とか、死者とか……あまり楽しそうには、見えませんが……

[メイン] GM : 柱時計に<目星>を振れますね

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……と、とりあえず……そうですね。ちょっと……周り、探しましょうか。……えっと、ほら……もしかしたら、どこかに出口、あるかもしれませんし」

[メイン] ユメ : 「そうですね。わかりました」
スレッタの提案にうんと頷く。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………」
「…………だ、大丈夫……です! 絶対、出口、ありますから!」

[メイン] ユメ : 「…うん!」
スレッタのその言葉に笑顔を見せる。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 不安がらせまいとしつつ、自分を奮起するように、そう繰り返します。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……ふふ」
小さく微笑みを返して。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : そのまま、近くの柱時計を観察します。
……せっかく招待されたのに、私たち、踊らなくていいんでしょうか……?と、少しだけ気になりますが……気にしている暇ではありません!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=80 目星 (1D100<=80) > 92 > 失敗

[メイン] GM : 観察しても特に気になるものは見当たらないが、近寄ると、柱時計の影、ちょうど死角になっていたあたりに一冊の日記が落ちていることに気が付く。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………?」
こんなところに、本……ノート……?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ユメさんにハンドサインを送り、二人で中を見てみましょう!

[メイン] ユメ : スレッタに手招きされて近寄り、その日記を見て
「なにか見つけたんですか…あっ、それ、私の日記です」

[メイン] ユメ : 「どうしてこんなところに?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「えっ……!?!?……ごごご、ごめんなさい!そうとは知らず……!?」

[メイン] ユメ : 「…ふふふっ。そんなに謝らなくても大丈夫です。大した内容ではないので」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「そ、そう……でしょうか……?」
申し訳なさそうに言いつつ、既に開いてしまったページに控えめに目を落とします。

[メイン] GM : 内容は他愛ないもの。夢見がちな少女の日記だった。
一番最近の日記は一週間前のもの。内容は以下。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……そういえば、ここ最近の記憶が曖昧……とか、言ってましたっけ。
日記に書いてあることで……ユメさんも何か、思い出せるかも……

[メイン] GM : ―――
〇月×日
ダンス教室に通わせてくれるって、やっとお母さんに許してもらえた。
踊るならやっぱりワルツがいい。おしとやかだし、女の子っぽい。
それに、王子様を待ってる女の子なら、ダンスの一つや二つ、踊れるようになっておかなくちゃ。
いつか広いダンスホールで、私を探してくれた人と一曲、ワルツを踊ってみたい。
来週から教室に通う。今から楽しみだ。
―――

[メイン] ユメ : 日記を読むスレッタの顔をチラチラと見ている。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………。」
「……え、えっと……その……」

[メイン] ユメ : 「あの、スレッタさんは笑わないんですか…?私、結構夢見がちっていうか、子供っていうか…」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「そっ……そんなことしません!!」
少し強い口調になって。

[メイン] ユメ : 「…え?」
キョトンとした顔になる。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「夢は、見るから……叶えられるんです!」
「私だって、ユメさんみたいに……いつか、やってみたいこと、叶えたいこと……たくさんノートに書いてるんです。……最初から貶したり、無理だって諦めたりしたら、ずっと……叶わないままなんです」

[メイン] ユメ : 「……わぁ……」
「そんなこと言ってくれた人、スレッタさんが初めてかもしれません」
そう言って安堵した表情を見せる。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「はい! ……だから、もっと……自分の夢、誇ってください。」
頷きながら、少し考えて。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……ユメさん……ダンス、好きなんですね。」
「その……私、こういう格好……あんまり、慣れてないから──」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 不意に……その手を取って。
「──へたっぴで……王子様には、なれないかも、しれませんが。」

[メイン] ユメ : 「そう、ですよね」
スレッタの励ましにうん、うん、とうなずいて

[メイン] ユメ : 「…えっ…あっ…はい」
握られたスレッタの手に抵抗することなく

[メイン] ユメ : 「そうなんです、私。憧れていて…」

[メイン] ユメ : 「こういう広いダンスホールで、一度ワルツを踊ってみたくて」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : うんうん、と頷く。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「だったら……! それを叶えるのは、今です……!」

[メイン] ユメ : 「…!いいんですか?その…迷惑だったり、しませんか?」
探るようにスレッタの瞳をしっかりと見据えて

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「こちらこそ。夢を叶えてほしいのも、本当ですし……何より」
その視線に……にこり、と。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「今から叶うのが楽しみな……私の夢にも、なりましたから」

[メイン] ユメ : スレッタの微笑みと、優しい言葉を聞いて、次第に自分の表情も柔らかくなり

[メイン] ユメ : 「あの…それなら…」
心から言葉を絞り出すように

[メイン] ユメ : 「スレッタさん。私の夢を…私と、一曲踊ってくれませんか?」
両手でスカートの裾をつまんでぺこりと会釈をして

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「〜〜〜っ……」
それを真似るように、少しぎこちない挨拶をして……顔を上げ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「──喜んで、ユメさん!」

[メイン] ユメ : スレッタが了承すると、少女は花開くように笑い
「──ありがとう!」とお礼を述べた。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ──ぐい……と。
それを見て、ユメさんを支えるように引き寄せ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : とん、とん……と、不器用ながらにリズムを取ってみせる。

[メイン] ユメ : 「…えっ?」
引っぱられたことでふらっと倒れそうになるも、スレッタの腕にしがみついてバランスを取り、スレッタと向き合うようにその場に立つ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ほら……!えっ、遠慮してちゃ……始まりません!」
「逃げ出すよりも、進むことを……です!!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ユメさん……あなたのワルツ、見せてください……私の前で!!」

[メイン] ユメ : 「逃げ出すよりも、進む…」

[メイン] ユメ : 「…うん!」
スレッタの言葉に従うように、リズムを取ってステップを踏み始める。

[メイン] ユメ : ccb<=5 芸術(ダンス) (1D100<=5) > 18 > 失敗

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ccb<=5 芸術(ダンス) (1D100<=5) > 18 > 失敗

[メイン] ユメ : ところどころつっかえながらも、スレッタに支えてもらっていることでなんとか踊れている。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 大振りになったり、何度か転びそうになりながらも……ユメさんに手を握ってもらえていて、少しずつ落ち着いたテンポを取り戻します。

[メイン] ユメ : 「…スレッタさん。私、今とっても楽しいです」
ふらふら踊りながら

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ふふっ……はい、私も!」
よろよろと手を取って

[メイン] ユメ : 「…それなら良かったです。あなたと踊れて、あなたと同じ気持ちで」

[メイン] ユメ : そう言うと、スレッタから離れて、両手でスカートの裾をつまんでぺこりと会釈をしてダンスを終える。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「わわ……っと」
ぺこり、会釈を返します。

[メイン] ユメ : そして顔を上げると、少女は満足げな笑みを浮かべていた。

[メイン] ユメ : 「スレッタさん、ありがとうございました。私と踊ってくれて、夢を叶えてくれて」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……うん! それじゃあ……」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ふふっ……と、いたずらっぽく笑って。
「……次の夢は、いつかまたこうして二人でワルツを踊ること……ですね!」
「二人とも、今度はもっと上手になって!」

[メイン] ユメ : 「そう…ですね」
歯切れが悪くそう言って、ふと目を伏せた。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………ユメさん?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 何か悪いことを言ってしまっただろうか、と焦るように様子を見ます。

[メイン] ユメ : 「私、思い出したんです。どうして私がここにいるのか」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……!」

[メイン] ユメ : 「私、事故に遭って…それで、今はどうなっているのか…」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………」

[メイン] ユメ : 「……私、死んでいるんでしょうか」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「それは……」
……『死者は夢の中、生者の微睡み』──

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「──ここから出れば、わかることです!」
「私は進みます! 前へと進んで、必ず生きて目覚めてみせます!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「──あなたと、一緒に……!!」

[メイン] ユメ : 「…!えっ…?」
俯かせていた顔を上げて

[メイン] ユメ : 「…私も、まだ生きてるなら…帰りたいです」

[メイン] ユメ : 「──スレッタさんと、一緒に……!!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………っ!! はい!!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 進めば二つ……だよね? お母さん。
「……約束、です!」

[メイン] ユメ : 「…はい…はい…!」

[メイン] ユメ : 「…ありがとう…ございます!」

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ――その時。

[メイン] GM : 柱時計が12時を示す。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ────あっ……!!?

[メイン] GM : 鐘が鳴り響き、ワルツの音楽は止まる。

[メイン] GM : それと同時に、ダンスホールの扉と、奥のガラス戸がゆっくりと開いた。

[メイン] GM : まるで誘うように、二つの「出口」が出現する。

[メイン] GM : あなたは、ダンスホールの入り口の扉か、ガラス戸かのどちらかを選び、少女とともに進む必要がある。

[メイン] ユメ : 「12時…音楽も止まってしまいましたね」
「それに…」
出現した2つの扉を見て

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………っ!」
ふたつの、扉……その先に何があるのかなんて、分からない……けど。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : きっと、迷ってる時間なんて──ない!
「──ユメさん!!」

[メイン] ユメ : 「…はい!」
スレッタの方に視線を向ける。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 私を信じ、向けてくれた視線。
差し出してくれた手を……しっかりと握って。

[メイン] スレッタ・マーキュリー :
             ・・・・・・・・・・
二人駆け出す先は、勿論──ダンスホールの入り口!

[メイン] GM : 鐘の音に後押しされるように、あなたたちはダンスホールから出た。

[メイン] GM : そこはダンスホールに来る前にいた部屋と同じ、白い簡素な部屋だ。しかし、少しだけ先ほどと違う点がある。

[メイン] GM : ダンスホールの扉の向かい側、先ほどはなかったはずの簡素な扉がある。その扉は開いていて、次の部屋に続いている。
クローゼットや本棚には何も入っていないことが一目で分かるだろう。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……はぁ、はぁ……! だ、大丈夫……ですか?」
息をつきながら、ユメさんの方を心配そうに見やります。

[メイン] ユメ : 「だっ、大丈夫です!」
心配そうな視線を向けるスレッタと裏腹に、少女は少し嬉しそうにしている。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「よ、よかった……です、えへへ」
笑みを返しつつ、部屋の中をちら。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : な、なんとか間に合いましたが…ここが、"夢の始まり"……で、いいんですよね。
クローゼット、本棚も空っぽ……みたいですが……

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……ちなみにGM、部屋の中央にあったはずの机は観察できるでしょうか?

[メイン] GM : 机を調べてもなにもですね

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………。私が最初に来た時は、こんな扉……なかったはず、なんですが……」
「……そういえば、ユメさんも、さっき……『白い部屋から来た』って」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ユメさんと照らし合わせるように、投げかけてみます。

[メイン] ユメ : 首を左右に振って
「私が見た時とも違います。本棚やクローゼットにはちゃんと中身があったはずです」
「…それに、こんな扉も見かけていません」

[メイン] GM : 2人が会話をしている間にも鐘は鳴り響いている
4回目の鐘だ

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………!」
「……もしかして……! まだ……終わって……ない!?」

[メイン] ユメ : 「…どうしましょう?進むべきなんでしょうか?」
ちらりと簡素な扉の方を見て

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「〜〜……」
その動きに合わせるように、奥の部屋を覗き込んでみます……!

[メイン] GM : 簡素な扉の先の部屋には、これまでとは違い出口らしき扉は見つからない。
ただ、机、クローゼット、本棚があるだけの部屋だ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……え?
おなじ、部屋が……ふたつ……!?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……でも……!
……最初に来た時……クローゼットは固定されていて、その横に鍵穴がついていた……はずです!
……扉の存在は不可解ですが……先に確認しておく価値は……!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : こちらの部屋で発見した……はずの、両方の鍵穴があった位置を確認してみます!

[メイン] GM : 本棚、クローゼット共に付近に鍵穴のようなものは見当たりませんね

[メイン] ユメ : 胸の前で両手を合わせて、スレッタの様子を心配そうに見ている。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……っ……!
ここ、違う……!?

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……ユメさん!」
奥の部屋を探してくるので、危険のないよう待って……と言いかけて、止める。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 心配そうに見つめる目と目があって。
……違う。私のことを信じてくれてるんだ……私だって、信じなきゃ……!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……その、少し危険なお願いになる、かもしれませんが……!」
「私と一緒に、来て、ください……っ!!」

[メイン] ユメ : 危険という言葉に一瞬だけ躊躇を見せるも
「…はい!」
すぐに力強い視線と共に、一緒に行くという意志をスレッタに返す。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……! ありがとうございます!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 頷きを返し……意を決して、奥の部屋へと二人で飛び込もうと……

[メイン] ユメ : 首を左右に振って
「そんな、お礼なんていりません」
「…私を帰そうと、スレッタさんが一生懸命になってるのはわかりますから」
「それに危険な場所にあなたを一人で行かせるわけには行きませんから…!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……!!」
……ユメ、さん……!

[メイン] ユメ : スレッタの手を強く握り、スレッタの顔を見上げてこくりと頷き、一緒に奥の部屋に飛び込む。

[メイン] GM : 部屋に入り中を見渡せば、机の上には一冊の本だけがあること、クローゼットの扉が開いていて、中には何も入っていない事、本棚には何も入っていない事が分かるだろう
クローゼットと本棚にはそれぞれ、外側側面の下の方に鍵穴があることが分かる。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……やっぱり、ここが……!」
一通り部屋を調べ終え、警戒しながら……机の上の本を開いてみましょう!

[メイン] GM : 本を開けば、中身はくり抜かれていて2つの鍵が入っていた。
また、鍵の下、くり抜かれた部分の底部には文章が書かれている。

[メイン] GM : ―――
夢は衣装に、微睡みは物語に
―――

[メイン] GM : 鍵はそれぞれ「dream」と「slumber」というタグが付いている。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : slumber……微睡み……
『死者は夢の中、生者の微睡み』……!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「──こっちです!」

[メイン] ユメ : 「──はい!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 本棚の鍵穴に……『slumber』の鍵を!

[メイン] GM : 鐘の音はまだ響いている。

[メイン] GM : 本棚に「slumber」の鍵を差し込めば、鍵は開く。

[メイン] GM : そして、ゆっくりと、ひとりでに本棚はスライドしていく。
本棚のあった場所には白い道が続いていた。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「!」

[メイン] ユメ : 「…!本棚の後ろに道が続いてる…」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………」
ごくり、唾を飲む。……それでも。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……信じて、くれますか?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 道の先を指さし、尋ねます。
──私を信じて、このまま……進むことを。

[メイン] ユメ : その問いに柔らかい笑顔を見せて
「スレッタさんは、私の夢を笑わずに『誇れ』って言ってくれました。その時から、ずっと、私はあなたのことを信じています!」

[メイン] ユメ : そう言って、スレッタの手を優しく握り返す。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ────あ。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……そっか。……私、知らなかったんだ。
こうやって……ドジな私でも、信じてくれる人がいること……それに。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 柔らかく握り返した手と手が、じんわりと……体の芯を温める。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……そんな人が近くにいてくれて。
進むための希望、勇気、力──が、こんなにも……溢れてくることを!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「はい!!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ──とん、とん、とん……と、未知へと向かうふたつの足音が響きます。
……ありがとう、は、もう言いません。──だって。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 私も……信じてるから。

[メイン] GM : あなたと少女は、白い道を進んでいく。

[メイン] GM : 長く続く道ではあったが、不思議と不安感などはなかった。

[メイン] GM : この先が、自分たちの帰る場所なのだと、あなたたちは確信していた。

[メイン] GM : ゆっくりと、白い道が輝きを帯びる。

[メイン] GM : その光はだんだんと強くなり、やがてあなたたちの意識を奪うだろう。

[メイン] GM : ―――――――――――――

[メイン] GM : ――――――――――

[メイン] GM : ――――――

[メイン] GM : ――

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : これまでが、あなたが昔に見た夢。

[メイン] GM : 見ていたことをすっかり忘れていた夢を、あなたはまた思い出していた。

[メイン] GM : そして───

[メイン]   : 「……ッタさん!」

[メイン] GM : 誰かがあなたの名前を呼び、ゆっくりと目を覚ます。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……うぅ……なんですかぁ……」
まだ少し寝ぼけた様子で

[メイン] 白崎夢 : 「もう!今日は退院の日なんですからしっかりして下さい!」
少し不満そうな顔をした、あなたの良く知る少女の姿が眼前にあった。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「ふぇ……あ、ユメさん……! あはは、つい……」

[メイン] 白崎夢 : 「おはようございます♪」
すぐにニコリと笑顔になって

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「おっ、おはようございます! スレッタ・マーキュリー、今日も元気いっぱいです!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : わざとらしく身体を動かして、ユメさんに笑顔を返します。
……ユメさんにはこの前会ったばかりなのに、なんだか……少し懐かしい気がします。……これも、あの夢のせい……でしょうか。

[メイン] 白崎夢 : 「えへへ…本当はまだ時間があるのですが、待ちきれずに来ちゃいました」

[メイン] GM : 差し込む朝日が、あなたを微睡みから引き上げる。
戻ってきたのだ、そう、安堵するだろう。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「…………」
なんとなく、腕を目の高さに持ち上げてみます。……いつもの服だ。

[メイン] GM : 側には夢の少女はいない。いるべき場所に帰ったのだろうか。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………。
どうしてか、長いこと忘れていたような気がしますが。
「…………ユメさん……元気、でしょうか……」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : つい、ぽつり……こぼします。

[メイン] 白崎夢 : 「…?呼びました?」
キョトンとした顔でそう返して

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……へっ? い……いえ!なんでも!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 首をぶんぶんと振ります。

[メイン] 白崎夢 : その様子にクスリと笑みを見せて
「ふふっ、変なの」
いたずらっぽく笑う

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 頬に小さく握った手を置いて、ふへへ……と、誤魔化すような笑み。

[メイン] 白崎夢 : 「それじゃ荷物とかまとめちゃいますね」
鼻歌を歌いながらスレッタの荷物を鞄に詰め込んでいく。

[メイン] GM : スレッタにはその夢の様子が、あなたが退院することはもちろん、それとは別に嬉しい出来事があったように見えるかもしれない。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「わ……! あ、ありがとうございます……!」
「…………?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「その……ユメさん、今日はなんだか、とっても嬉しそうですね……?」

[メイン] 白崎夢 : 「…!気づかれちゃいましたか…!」

[メイン] 白崎夢 : 荷物を詰め込む手を止めて、スレッタの方に視線を向けて
「…ほら、つい最近まで私は行方不明だったじゃないですか」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : こくん、と頷きます。
……少し前、綺麗な星空と水槽の夢で……それが私たちの出会いで、こうして今と繋がったんでした。

[メイン] 白崎夢 : 「帰ってきてからも、少し記憶がおぼろげだったので、当時の日記を読んでみたんですよ」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「日記?」

[メイン] 白崎夢 : 「はい。当時は小学生だったので日記を書かされていました」

[メイン] 白崎夢 : 「そこにですね、ダンス教室に通うって書いてあって」
「そういえば、私は魔女さんのところに行く前はそんなことしてたなぁって思い出して」

[メイン] 白崎夢 : 「それで、お母さんに聞いてみたら是非通いなさいって言ってもらって」
ニコニコと笑顔になっていく。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………え?

[メイン] 白崎夢 : 「来週から通うことになったんですよ。それで…」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「──『王子様を待ってる女の子なら、ダンスの一つや二つ、踊れるようになっておかなくちゃ』……」

[メイン] 白崎夢 : 「えっ、それって…!?なっ、何で知ってるんですか!?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……あっ、その……これは……!!違って……!?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : …………そ、それじゃ……ユメさん、って……!?

[メイン] 白崎夢 : じぃっとスレッタの顔を疑うように見て
「もしかして、魔法で私の心を読みました…?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「そそそ、そんなことできません……わああ!?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 焦ってベッドから身を乗り出し、そのまま落下します。

[メイン] 白崎夢 : 「わわっ!?病み上がりなんだから無理しちゃだめですよ!」
すぐに駆け寄って身体を支えようとする。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「っとと……ご、ごめんなさい〜……」
そのまま抱え上げられながら

[メイン] 白崎夢 : そのままベッドに2人で腰をかけて

[メイン] 白崎夢 : 「えっと、話の続きいいですか?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : こくこく。

[メイン] 白崎夢 : スレッタのその様子にニコリと笑顔を見せて

[メイン] 白崎夢 : 「それで…ですね。ひとつスレッタさんにお願いがあるんです!」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「はっ、はい! なんでしょう!?」

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 少々緊張した面持ちで。

[メイン] 白崎夢 : 「私、ダンスが上手くなれるように頑張るので…その…もし良ければ…その時は…」

[メイン]   : 「「一曲踊ってくれませんか?」」

[メイン] GM : スレッタには白崎夢のその言葉が、夢の中で出逢った少女の言葉と重なって聞こえた。

[メイン] 白崎夢 : 「…なんて…あの、どうでしょうか?」
自信なさげな表情でそう問う。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : ……一瞬、ぽかんとした顔で2、3とまばたいたのち。
すぐに、くすりと笑って。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 無造作に掛けられたベッドのシーツをつまみ、小さく持ち上げて……
まるで、お辞儀をするかのように。

[メイン] : 「「喜んで、ユメさん。」」

[メイン] 白崎夢 : スレッタのその言葉に
「──ありがとう!」
花開くように笑った。

[メイン] 白崎夢 : 「………良かった。言ってみて」

[メイン] 白崎夢 : 「…あの人が教えてくれた通りだ」
ぽつりとそうこぼす。

[メイン] スレッタ・マーキュリー : 「……? 何か言いましたか?」

[メイン] 白崎夢 : 「…秘密です!」

[メイン] GM : オープン<心理学>どうぞ!

[メイン] スレッタ・マーキュリー :

[メイン] スレッタ・マーキュリー : CCB<=80 心理学 (1D100<=80) > 44 > 成功

[メイン] 白崎夢 : 『夢は、見るから……叶えられるんです!』
顔も名前も覚えてないけれど、あの人が教えてくれた言葉は正しかった。
今、私の目の前でその夢が叶ったのだから。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : あなたは、もうあの夢を見ない。

[メイン] GM : けれど、あなたと少女の描く夢は、これからも続いていくのだ。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : シャンクトゥルフ
「夢現のワルツを君と」

[メイン] GM : 【END1:ゆめはつづいていく】

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 宴ですわ~!!!

[メイン] スレッタ・マーキュリー : う、宴だぁ〜〜〜〜〜っ!!!

[メイン] 白崎夢 : 宴だね!